ワイヤーの種類と素材選択/ワイヤークラフト
実際に制作している当人が感じた…
感想/体感/体験です
中には私見・私感もあったりします。
その辺をご考慮くださいネ!
《＊ワイヤーの種類と素材の選択＊》
針金にも様々な材質があることは、ご存じかと思います。
全ての針金は同じ箇所で曲げを繰り返すと
加工硬化で硬くなり、最終的に折れる
特徴を理解して用途に合わせた選択を！
質感や使用感は、実際に手に取って使ってみないと解らない分部です。
一つの参考として捉えて下さいませ。
各種ワイヤーのメリット／デメリット
塩ビ被膜で覆われたスチール線
メリット
・色が豊富・用途に応じて選べる
・被膜の保護で屋外使用も可能
デメリット
・癖がつき難く直角曲げが不得手
・被膜が弱い場合もあり傷跡が残る
・屋外使用が可能も紫外線で褪色
※カラーワイヤーと呼ばれることもありアルミ線との混同にご注意
メリット
・軟らかくて加工がしやすい
・重さは鉄と比べて約1/3
・腐食に強い
デメリット
・傷が付き易い
・強度不足
・伸び易い
※カラーワイヤーと言えば本来コレを指します。
※皮膜付きワイヤーとの混同に注意 （特にオンライン購入の際には注意が必要）
メリット
・半永久的に変色・褪色しない!?真鍮線
・カラーバリエーションが豊富
・成形が滑らかで扱い易い
デメリット
・傷が付き易い
・強度不足
・伸び易く巻き直しが必要
※真鍮線にカラーコート更に上からエナメルコート。ジュエリー系
メリット
・硬さが選べる
・耐久性
・芯材コートでも剥げることが少ない
デメリット
・水分による変色
・高価
※ジュエリー系 同種にシルバーフィルドもあります
亜鉛メッキを施した一般的な針金
メリット
・強度がある
・ハンダ溶接が可能
・サイズが豊富
デメリット
・水分によるサビ
・比重が大きい
※鉄が持つ丈夫さがあるので、強度を必要とする場面でオススメ
メリット
・サビに強く＝耐食性が高い
・光沢がある
デメリット
・比重が大きい
・硬く細かな細工が困難
※ニッケルやクロムの含有量によって規格が分かれるので注意
メリット
・軟らかく形を変えやすい
・伸延・圧延性に優れる
・ハンダ／ろうづけ可能
・錆びにくい／多色
・殺菌効果がある
デメリット
・緑青（ロクショウ）変色する
・強度不足
※潰した表現も可能の為アクセサリー関連で多く使われています
（真鍮といえば５円玉ですよネ!）
銅と亜鉛の合金=黄銅
メリット
・展延性に優れている
・切削加工しやすい
・熱間鍛造性に優れている
・展延性に優れ薄く広げる・細く伸ばすことができる
デメリット
・徐々に表面が酸化
・湿気で変色や錆が進行
・ゴムを分解腐食させてしまう
※これもアクセサリー系で多く使われる材質です
炭素鋼で作られた金属線
メリット
・強固な耐久性
・金属疲労に強い
ワイヤーやバネの材料として用いられる
デメリット
・細部加工が難しい
※加工には不向きもモビールなど作品レイアウトの一部として使えます
《各種ワイヤーの詳細でした》
＊デメリットは材質に応じて対処法もあったりします。その辺は各々検索！
＊モール系の針金に関しても…各々検索！
＊一つの目安です。どれもメリット重視で、試してみてね！
handmade-wire-work.hatenablog.com
handmade-wire-work.hatenablog.com
handmade-wire-work.hatenablog.com
handmade-wire-work.hatenablog.com
