ワイヤークラフト/初心者に向けてのテストスキル①
【ワイヤークラフト★テストスキル★】
ワイヤークラフトに”基本”なんてありません
”基本”は無くても『知識』はあった方が良いです!
ワイヤークラフトの初心者の方
或いは、これから…と思案中の方に向けて
参考にして頂けるような針金細工の
「テストスキル」を紹介します
初級から上級編まで⑤回に渡ってお届けします
今回の記述は第1回【初級編】
以下の画像を参考に(小学生にも出ます)
是非!ご自身の技量”をお試し下さい。
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【テストスキル①】《初級編》
素材は100円ショップで販売されている
安価なアルミ線を使っています
ワイヤーの太さは 1~2mmφ
ほぼ…1mmφワイヤーが主体です
<ステップ①>
【巻き付ける】
針金に→針金を巻き付ける!
☆隙間が出来ないように☆
・時計回り/反時計回り
・巻き付けた針金を更に巻く
・巻き付けた針金の間を再び巻く
※ただ巻付けるだけなのですが…
中級・上級に進むほど
このステップ①がとっても難しくなります
用途もたくさん!!
どのような場面でも
スムースに行えるようになって下さい!
<ステップ②>
【結束/接続部の処理】
※僕が一番注意している所です
表側から切断面が出来る限り見えないように固定する
ココを注意するだけで、仕上がりの美しさが大きく違ってきます
余計な切断面が見えてしまう作品は丁寧さに欠けている造りと思って良いと思います
ですので、特に初心者の方は”癖”が付までになって下さいませ!
アルミ線の場合…素材自体が柔らかいので
専用道具(プライヤー等)をご使用の場合は強く鉸めると締め跡や傷が付いたりしますので、ご注意ください
<ステップ③>
【一筆書きでシルエットを作る】
モチーフは『風船』です
シンプルな作品の場合は
できるだけ下絵や型紙は使わずに、自分の感覚だけでシルエットを成形する♪
加えて”oneline”!
途中でカットすること無く、1本線で作れるようになって下さい
細かく切り分けて作る作品の場合も”一筆書き”を取り入れることで
時短にも繋がり…またデザインにも幅が出て、制作範囲も広がります!
こちらの”一筆書き”も、初心者の方に是非覚えて頂きたい成形法です
<ステップ④>
【形(シルエット)の変更】
*ハート形の風船
これは先程の一筆書きの風船の
少し形を変えただけの応用となります
上記の風船が作れたら
次はこのハート型をお試しください
お同じく下絵や型紙は使わずに
自分の感覚だけで一筆書きしてみてね!
<ステップ⑤>
【ループの数を増やす】
一筆書きの<ループ数>
(円転)の数を徐々に増やして行きます
この一筆書きのループを自由に使いこなせるようになると、複雑な立体成形も可能となります!
また…一筆書き成形の結束ヶ所は
当然2ヶ所のみとなります(単体の場合)
その2か所以外が外れてしまうと言う心配もありませんので、是非使いこなせるようになって下さいね!
<ステップ⑥>
【細かく切り分け取付ける】
針金を細かくカットし 縦縞模様での表現
誰でも行う一般的な成形ですので
詳細は省きますね!
但し…※ステップ②を お忘れなく!
<ステップ⑦>
【ループを加えて取付け方向の変更】
取付けるワイヤーにループを加え
横縞模様を表現!
上記の縦縞に円転を加えて、横方向に取り付けただけ
これも見たままですので…詳細は省きます
同じく…※ステップ②を忘れずに!
<ステップ⑧>
【ワイヤー・フレーム】
これまでのスキルの応用になります
一筆書きで成形したシルエットに
縦・横…ワイヤーを格子状に取付け
2次元成形を3次元に錯覚させる表現
以上…ここまでの過程を
針金細工初体験の小学4年生でも
僕の30分程のレクチャーで
完璧にマスターしてくれました
子供達は呑み込みが早いです!
ご覧頂いているあなたはどうかしら…!?
と…ここまでは
ワイヤーに慣れるための単なる練習です
言わば…基礎でしかありません
次は<ステップ⑨>
モチーフが
balloon「風船」から
balloon「気球」に変わります
これ…近所の子供達の今年の「夏の課題」
自由工作のモチーフなんです!
素人の僕が行う針金細工教室の
子供達を含めた参加者全員のリクエスト
これから全員で「”立体”の熱気球」を目指すのです
【初心者に向けてのテストスキル】
実はこの記事……
ご覧の皆さんに向けての記述も…
初心者の方にどのような手順で教えたら最善なのかを、再確認も兼ねての記述になっております
要するにレクチャーのシュミレーション
ですので本人の備忘録にもなってます (エヘッ…)
次回は「気球」の2次元成形
<ステップ⑨>からSTARTします
続けてご覧になりたい方は